English-based Undergraduate Program 英語学位プログラム
現在世界は、地球温暖化、少子超高齢化、高度医療サービスの地域格差、社会インフラの経年劣化、それに伴う安全性の低下、頻発する大規模な自然災害など様々な問題を抱えています。当該メジャーにおいては、これらの社会的諸問題を学生自らが発掘・分析した上で、習得したものづくり技術を駆使しつつ実践的な取り組みを通じてそれらを解決し、多様性と可能性に満ちた未来を切り拓いてゆける人材の育成をめざします。
他方、これまでに日本国内で培われてきた機械工学技術が世界中に展開され、世界の機械産業をリードしている分野は多いです。自動車産業、重工業・重電産業、製造設備にとどまらず、発展し続けているロボット産業、医療機械産業、人間と機械のインタフェースに関わる産業など枚挙に暇がありません。それらの産業発展を下支えする本質論を真に理解するためには、英語による講義の受講のみならず、日本語による学習環境の中で、日本式機械工学技術の理念と学理の神髄を汲み取る経験を積むことも重要であり、次世代の国際舞台で活躍してゆける人材の育成に資する仕組みになると考えます。
また、当該メジャーの特色として、社会との関係性を多面的に捉えつつ機械工学技術の有効活用法を自身に問いかける姿勢を体得することを重視していることから、機械工学にとどまらず建築工学、経営工学との融合分野に関する講義を配備しています。